「すべて自分で決める」必要、本当にありますか?
家を建てるとき、多くの方が当たり前だと思っていることがあります。
それは、すべてを自分で決めなければならないということです。
間取り、窓の位置、ドアの種類、床材、壁材、キッチンの設備、照明の配置、コンセントの位置…。次々と選択肢が現れ、そのたびに「どれにしますか?」と聞かれる。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。本当にそれが、正しい家づくりなのでしょうか?
「すべて自分で決める」が当たり前になった理由
なぜ、すべてを自分で決めなければならないのか。
その理由は、大手ハウスメーカーが作り上げた「営業マンが家を売るシステム」にあります。
大手ハウスメーカーは、素人の営業マンでも家を売れるように、システムを構築しました。お客様の要望を聞き、カタログから選んでもらい、それを組み合わせて家を作る。このスタイルが定着し、今では田舎の工務店でも、家を売る専門の営業マンが常駐しています。
つまり、お客様の要望を聞いて、選択肢を提示するだけ。それが、今の建築業界の「当たり前」になってしまったのです。
だから、すべてを自分で決めなければ、家は完成しない。
営業マンは、家づくりのプロではない
ここで考えてほしいのが、営業マンは家づくりのプロではないということです。
営業マンの仕事は、家を売ることです。家を建てることではありません。
だからこそ、「これがいいですよ」とは言えない。「お客様の家ですから、お好きなものを選んでください」と言うしかないのです。
でも、それはプロとしての仕事でしょうか?
医師が患者に「薬にしますか?注射にしますか?手術にしますか?あなたの体ですから、好きなものを選んでください」と言うでしょうか?そんなことはありません。医師は専門家として、何がベストなのかを判断し、提案するはずです。
家づくりも同じではないでしょうか。
選ばされることの苦痛
すべてを自分で決めなければならない。それは、一見すると自由に思えます。
しかし、実際には選ばされることの苦痛があります。
何度も打ち合わせを重ね、膨大な選択肢の中から選び続ける。最初は楽しかったはずの家づくりが、次第に重荷になっていく。そして最後には、根負けして「もうこれでいいです」と妥協してしまう。
人生で最も大きな買い物が、妥協の産物になってしまうのです。
私たちは、専門家として責任を持って提案します
私たちは、このスタイルに疑問を持っています。
家づくりは、専門家がプロとして、何がベストなのかを判断し、提案すべきだと考えています。
もみの木の家では、打ち合わせの回数を少なくすることを目指しています。それは、最初の段階でお客様の情報をしっかりと聞き取り、その上で私たちが責任を持ってプランを作成するからです。
- ご家族の人数や構成
- 普段の生活スタイル
- 趣味や大切にしていること
- 将来のライフプラン
- ご予算
これらの情報をもとに、私たちが専門家として「この家族にとって、何がベストなのか」を考え抜き、プランを作成します。
「リビングは何畳がいいですか?」「この床材とこの床材、どちらがいいですか?」といった質問を繰り返すのではなく、私たちが責任を持って、お客様にとって最良のプランを選択を提案するのです。
プロとしての責任
「すべてお客様に選んでもらう」というスタイルは、一見するとお客様に寄り添っているように映ります。
しかし、それは専門家としての最も大切な責任を回避しているとも言えるのではないでしょうか。
私たちは、お客様の「こんな暮らしがしたい」という想いに、確固たる信念と経験をもって応えます。それが、私たちが考える本当の家づくりのあり方です。 すべてを自分で決めようと無理をする必要はありません。どうか安心して、私たち専門家にお任せください。
後悔のない、本当に快適で長く愛される家を、一緒に実現させましょう。
