片付けが苦手な人ほど成功する家づくり。行動動線に合わせた収納設計が暮らしを変える理由 片付けが苦手な人ほど成功する家づくり。行動動線に合わせた収納設計が暮らしを変える理由

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片付けが苦手な人ほど成功する家づくり。行動動線に合わせた収納設計が暮らしを変える理由

リビングが狭く感じる本当の理由は、収納の”量”ではありません

 

先日、お客様からこんなお悩みを伺いました。

「リビングの面積は決して狭くないはずなのに、なぜか窮屈に感じるんです。もともと収納がなく後付けの収納家具を増やしてみたんですが、余計に圧迫感が出てしまって…。」

この話を聞いて、私たちはすぐに思いました。

これは、あなたが悪いわけではない。
「家のつくりが、あなたの行動に合っていなかっただけ」なのだと。


片付けられないのは、性格のせいじゃない

「片付けが苦手」「整理整頓ができない」と、自分を責めていませんか?

でも、それは性格の問題ではありません。家の設計と、あなたの行動パターンが合っていないだけなのです。

例えば、冬の寒い時期。廊下が冷たいと、わざわざ廊下の収納まで行くのが億劫になります。リビングから出たくない。だから、リビングに物が集まってくる。

扉を開ける、奥にしまう、また扉を閉める。アクションが一つ増えるだけで、人は自然と動かなくなるもので、「後で片付けよう」と思っても、結局そのままになってしまうのです。

これは、あなたの問題ではなく、家が行動を妨げているのです。


収納は「量」ではなく「配置と仕組み」

「収納が足りないから、収納家具を増やそう」

多くの方がこう考えます。しかし、収納を増やせば解決するわけではありません。

むしろ、後付けの収納家具を増やすことで、部屋が狭くなり、圧迫感が増してしまうこともあります。

本当に大切なのは、収納の量ではなく、「配置」と「仕組み」です。

  • 使う場所の近くに収納があるか
  • しまう動作が多すぎないか
  • 毎日使う物を、無理に隠そうとしていないか

こうした視点で収納を考えることが、快適な暮らしにつながります。


当社の家づくり:行動に寄り添う収納設計

当社では、家づくりを始める際、お客様のライフスタイルを最重視します。

お客様の行動パターン、生活習慣、そして性格まで踏み込んでお聞きします。

  • 朝、家族はどんな動きをするのか
  • 帰宅後、物をどこに置くのか
  • 洗濯物はどこで干して、どこにしまうのか
  • よく使う物は何で、どこに置けば便利なのか

こうしたヒアリングをもとに、適正な収納の量、場所、形を、最初から設計に組み込みます。

片付けは「努力」ではなく「仕組み」なのです。


あえて扉をつけない理由

当社の収納には、あえて扉をつけないことがあります。

「扉がないと、中が丸見えになってしまうのでは?」と心配される方もいます。

しかし、扉をつけないことで、「開ける→しまう→閉める」というアクションが減ります。片付けのハードルがグッと下がり、自然と整理整頓ができるようになるのです。

さらに、当社で使用しているもみの木の内装材は、静電気が起きにくいため、埃が溜まりにくいという特徴があります。だから、扉がなくても清潔に保ちやすいのです。


収納が整うと、暮らしが変わる

収納が整うと、何が変わるのでしょうか。

時間が生まれる

「あれ、どこに置いたっけ?」と探す時間がなくなります。物の定位置が決まっているから、迷わず取り出せて、迷わず戻せます。

気持ちがラクになる

散らかった部屋を見て、ため息をつくことがなくなります。片付けに追われる毎日から解放され、心に余裕が生まれます。

家族関係が良くなる

「片付けなさい!」と叱ることが減ります。家族みんなが、自然と片付けられる仕組みがあるからです。


「片付けが苦手だった人」ほど、実は向いている


意外かもしれませんが、片付けが苦手な人ほど、この仕組みが向いています。 

片付けが得意な人は、多少の不便さも本人の努力でカバーできてしまいます。
一方で、片付けが苦手な人は「面倒なことはしたくない」という気持ちに正直です。 だからこそ、頑張らなくても自然と片付く「仕組み」を最初から作ることが大切なのです。 「どうすれば面倒でなくなるか」を突き詰めた家づくり。それが、無理なく片付けを続けられる秘訣です。


まとめ

  • リビングが狭く感じるのは、収納の量ではなく配置と仕組みの問題
  • 片付けられないのは性格のせいではなく、家が行動に合っていないだけ
  • アクションが増えると、人は動かなくなる
  • 収納は「量」ではなく「配置と仕組み」が大切
  • ライフスタイルに合わせた収納設計で、暮らしが変わる
  • 片付けが苦手だった人ほど、仕組みが向いている

上越エリアで家づくりをお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの行動に寄り添った収納設計で、片付けに追われない快適な暮らしをご提案いたします。

 


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