【西高東低の雪国対策】ご近所トラブルを避ける!雪国での家づくりで重要な屋根の勾配と土地選び・設計術 【西高東低の雪国対策】ご近所トラブルを避ける!雪国での家づくりで重要な屋根の勾配と土地選び・設計術

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【西高東低の雪国対策】ご近所トラブルを避ける!雪国での家づくりで重要な屋根の勾配と土地選び・設計術

西高東低

この時季、気象ニュースで「西高東低」という言葉を聞くと、「また今年も雪の季節が来たなぁ」と感じます。

西高東低とは、西に高気圧、東に低気圧が位置する冬型の気圧配置のことです。この気圧配置になると、日本海側に雪が降りやすくなります。


雪が原因で、ご近所トラブルも

上越エリアに住む皆さんにとって、雪が降るのは当たり前のこと。積もった雪を除雪するのも、日常の一部です。

しかし、その雪の処理で、ご近所ともめることがあります。

  • 「お宅の屋根の雪が、わが家の敷地に落ちる」
  • 「雪下ろしした雪が道路に出ていて、通行の邪魔だ」

こうしたトラブルが重なると、ご近所との関係が悪くなってしまうことさえあります。


雪国の家づくりで、大切なこと

この地域で住宅を建てる私たちは、そうならないよう、設計の段階で建物の位置を考えます。

その際、大切になるのが屋根の向きと勾配、軒の出です。

屋根の向きが隣家側に向いている場合、勾配のきつい自然落雪の屋根では、隣地までの距離が相当ないと、雪が隣の敷地に落ちてしまいます。

雪下ろしをすることを想定した勾配のゆるい屋根でも、その面に積もった雪を下ろした場合に、隣地に落ちない距離を確保する必要があります。平屋建てなのか、2階建てなのかによっても違いますし、降雪の多い地域か少ない地域かも考慮します。

なお、この距離は建物の外壁ではなく、軒先からの距離で考えることが重要です。


土地選びの段階から、雪対策を

最近は、エネルギーコストや建築費の上昇もあり、できる限り土地代を抑えて、敷地いっぱいに家を建てたいとお考えの方も多いかもしれません。

しかし、雪国で暮らす以上、雪対策は避けて通れません。

敷地に余裕がないと、雪の処理に困るだけでなく、ご近所とのトラブルの原因にもなります。末永いご近所付き合いのためにも、土地選びの段階から、雪対策を考えることが大切です。


私たちにご相談ください

私たちは、雪国で長年家づくりをしてきたプロです。

土地選びの段階から、屋根の向きや勾配、隣地との距離など、雪対策を考えた設計をご提案します。

雪国での家づくりに不安を感じている方は、どうぞお気軽にご相談ください。