先日、宮崎県にあるマルサ工業さんで、もみの木研修に参加しました。
マルサ工業さんは、もみの木の輸入・加工・販売を手がける会社です。私たちはこれから、マルサ工業さんからもみの木の内装材を仕入れて家づくりを行っていきます。今回の研修は、その品質や製造工程を直接確認するための貴重な機会となりました。
もみの木の特性を学ぶ
初日は、もみの木の特性について詳しく教えていただきました。特に印象的だったのは、柾目(まさめ)と板目(いため)の違いです。
柾目とは、年輪に対して垂直に切り出した木材のこと。板目は、年輪に対して平行に切り出した木材を指します。柾目には調湿や消臭効果がある一方、板目にはその効果がほとんどありません。
さらに、板目は年輪の密度の違いによって、湿気を吸ったり乾燥したりした時に不均等に膨張・収縮するため、反りやすいという特徴があります。「木が反る」と書いて「板目」。この説明を聞いて、とても納得がいきました。
さらに、もみの木は成長する過程でねじれるため、効果のある柾目を確保するのが難しいという話を聞き、もみの木の内装材の貴重さを改めて感じました。
静かで真剣な工場
午後の工場見学では、私たちの想像とは全く違う光景が広がっていました。
一般的な製材工場とは異なり、そこはとても静かでした。働く人々は皆、真剣な眼差しでもみの木と向き合い、一本一本を丁寧に確かめています。目で見て、手で触れて、品質を見極めていく。その姿からは、各工程の責任者としての誇りとプロフェッショナルな仕事ぶりが感じられました。
お客様に自信を持って
今回の研修を通して、マルサ工業さんの徹底した品質管理と、もみの木に対する深い愛情を感じることができました。
これなら私たちも安心し、自信を持って、もみの木を使った最高の家をお客様に提供できると確信しました。この貴重な経験を活かし、もみの木の魅力をこれからもお客様に伝えていきたいと思います。