家づくりの品質を守る「マニュアル」と「検査体制」の重要性 家づくりの品質を守る「マニュアル」と「検査体制」の重要性

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家づくりの品質を守る「マニュアル」と「検査体制」の重要性

家づくりにおいて、「品質管理」という言葉をよく耳にします。モノづくりをするすべての業界で使われる言葉ですが、住宅建築においても品質管理は欠かせません。

それでは、品質の良い家とは何でしょうか。一言で表すなら「安全で安心な家」です。

しかし、この「安全で安心」を実現するためには、現場監督や職人さんたちの「経験と勘」だけで良いのでしょうか。今回は、当社の品質管理の取り組みについてお話しします。


「経験と勘」だけでは、品質にバラツキが生まれる

現場監督や職人さんたちの「経験と勘」は、もちろんとても大切です。長年培ってきた技術や知識は、家づくりにおいて欠かせないものです。

しかし、毎回違ったメンバーで施工を行う場合、その時の状況次第で品質にバラツキが生まれてしまいます。Aさんが施工した家とBさんが施工した家で、仕上がりに差が出てしまっては困りますよね。

だからこそ、当社では施工マニュアルを熟知した職員が、このマニュアル通りに施工されているかを確認しています。これが「安全で安心な家」づくりで最も重要な品質管理のひとつだと考えています。


イノスグループの「工事監理シート」

当社が加盟するイノスグループには、「工事監理シート」と呼ばれる品質管理のツールがあります。

この工事監理シートは、施工マニュアルに沿って、工事を開始する前の準備段階から完成までの間、工事の進捗に合わせて様々な項目を確認するためのシートです。

良い家をつくるために必要な施工上の要点を、ひとつひとつ丁寧にチェックしていきます。これにより、誰が施工しても同じ品質を保つことができるのです。


第三者によるプロの目で、再確認

施工マニュアルに沿って現場監督が確認することはもちろん大切ですが、当社ではさらにもう一段階、第三者のプロの目で再確認することも重要だと考えています。

基礎の配筋検査

木造住宅と言えども、基礎は鉄筋コンクリートで作られます。鉄筋コンクリートは、引っ張りに強い鉄筋と、圧縮に強いコンクリートが組み合わさることで、強固な基礎となります。

鉄筋が並べ終わった時点で、配筋検査を行います。図面通りに鉄筋が並べられているか、鉄筋のジョイント部分はしっかり補強されているかなどを、イノスグループ認定検査員の資格を持った専門家が確認します。

工事は人が行うものですから、マニュアルがあっても抜けや間違いが生じることがあります。だからこそ、しっかりと確認を重ねて、修正を行った上でコンクリートを流し込むのです。

鉄筋の工事は、後からやり直すことができません。だからこそ、しっかりとしたチェックを受けてから次の工程に進むことが重要なのです。

構造の検査

構造が組み上がった時点では、金物や雨仕舞について、住友林業イノス事業部の技術検査員による現場確認も行っています。

 

この検査は厳しいものですが、最近は指摘事項もなく高い評価をいただいています。それに甘んじることなく、これからも良い家を提供するための品質管理を徹底していきます。


安心して永く住んでいただくために

基礎工事は地味な工事かもしれません。しかし、「人も家も基礎が大事」です。

基礎が歪んでいれば建物も歪みますし、基礎が壊れれば家も壊れてしまいます。だからこそ、構造計算とマニュアルに沿った基礎づくりが欠かせないのです。

一般的な住宅会社の中には、基礎の構造計算を行わないところも多くあります。マニュアルもなく施工するケースも珍しくありません。

もし家づくりを検討される際には、住宅会社に確認してみることをおすすめします。

  • 「基礎の構造計算は行いますか?」
  • 「工事の施工マニュアルはありますか?」
  • 「鉄筋検査は誰が行いますか?」
  • 「第三者のチェックは入りますか?」

こうした質問をすることで、その会社の品質管理への姿勢が見えてくるはずです。


まとめ

  • 品質の良い家とは「安全で安心な家」
  • 経験と勘だけでなく、マニュアルとチェック体制が重要
  • イノスグループの工事監理シートで、施工の要点をひとつひとつ確認
  • 第三者の専門家による検査で、品質を再確認

お客様に安心して永く住んでいただくために、構造計算とマニュアルに沿った家づくり、そして徹底した検査体制。この積み重ねが、「安全で安心な家」づくりの土台となっています。

上越エリアで家づくりをお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

※上棟時の検査の様子はこちら

 


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