陶芸の世界に「用の美」という言葉があります。
これは、特別にあつらえた器や工芸品ではなく、普段使いのものにこそ美を感じるという、日本独自の美意識を表した言葉です。使うことを目的として作られたものが持つ、機能美・実用美。華美な装飾ではなく、使いやすさや機能性が結果として美しさを生む。そんな考え方が、「用の美」なのです。
私たちの家づくりにも、この「用の美」が宿っていると感じています。
職人の手仕事が、品質を支える
もみの木の内装材を提供してくださるマルサ工業さんの従業員の皆さんは、まさに職人そのものです。自然素材であるもみの木に真摯に向き合い、その良さを最大限に引き出そうとする仕事ぶりには、高い精神性と美意識を感じます。
また、家づくりに携わってくれている職人さんたちも、良いものを作ろうと手間を惜しまず、自分が納得できるものを提供しようという気質の人たちばかりです。
こうした職人の手仕事が、品質の高い柾目の内装材や、機能的な間取りを支えています。
生活の中で『用』を成し、そこに『美』が宿る
───たとえば、もみの木の柾目の内装材。
調湿効果があり、一年を通して快適な空気環境を保ちます。素足で歩けば、優しい足ざわりを感じられます。これは、見た目の美しさだけでなく、使うことで初めてその良さが実感できる、実用の美です。
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───たとえば、お着替えクローゼット。
洗濯から収納までが一箇所で完結し、家事がぐっとラクになります。毎日の暮らしの中で、無駄な動きを減らし、時間を有効に使える。これも、機能が生み出す美しさと言えるでしょう。
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暮らしの中で、真価を発揮する家
「用の美」は、使われることによって真価を発揮します。
飾られるためではなく、暮らすために作られた家。日々の生活の中で快適さや使いやすさを実感し、そこに美しさを感じていただける。そんな家づくりを、私たちはこれからも続けていきます。
お客様に「用の美」を感じていただけるように。